2020年1月2日木曜日

菅家福次日記:1943年1月8日 ゆきおろし

菅家福次日記:1943年1月8日 ゆきおろし
■ゆきおろし

■1943年1月8日(金)晴れ
 早く学校へと思い雪下ろし大馬力。午前中にて全部完了。新八君牧沢より帰る。一緒に中島に来る。夕方雪となる。夜、鼻汁でる。アンカで寝たら寝にくい寒い。体躯が雪下ろしで疲れて痛む(中島記)。学校着三時、最終の時間一時間だけ出る。

■(解説)青年学校に出るため自分の課題、家の茅葺き屋根の雪下ろしをして二日目、それで体中の筋肉が痛い。一月五日に牧沢に行っていた新八が帰ってきたので、彼と一緒に小野川に行く。中島とは新八の家で親戚。当時歩いて行くときは、途中の集落に親戚があればそこに顔を出し一服して次の集落に向かう。新八は滝谷川下流の柳津町西山地区の牧沢集落に行くときに大岐の家に立ち寄り行き来したことがわかる。小野川の分教場で授業を受けた後、新八宅で泊まっている。

↑2010年12月27日、大岐。土蔵の屋根の雪下ろし、コウシキへら。