2020年1月2日木曜日

菅家福次日記:1943年1月17日 炭焼き

菅家福次日記:1943年1月17日 炭焼き


■1943年1月17日(日)雪、冷
 兄貴の炭窯に僕がかはって行く。午後、二俵余り出して荷作りする。余り雪が降らず作業には最適日也。兄は未だ仕事出来ずに休み居る。今日は、狩りにも良き日なれど行くる能はず。致し方なしや。増産報□激務なれば寒気身にしみず金物に手つきぬ。製炭を一人で行ふは始めて也。

★(解説)兄・清次に替わって炭焼きをはじめる。一人で行うのははじめてのことである。大岐の菅家福次20歳。あかめ(白炭)を焼いている。