2020年1月2日木曜日

菅家福次日記:1月30日 ウサギの足跡

菅家福次日記:1月30日 ウサギの足跡


■1943年1月30日(土)晴れ
 快晴だ。凍てるさはすごい。朝、窯に急ぐ。過呼吸さいさない位。午前中に炭を出し木を入れる。岩山の上に兔の跡があるから行って見たが居なかった。午後、荷造り。夕方になって木を少し割る。昨夜創(傷)が相当痛めたからって毎日山に通って居ると本当は何も考へる余地がない。兄清次は雪下ろし。

★(解説)岩山の雪の上に兔(うさぎ)の足跡を見つけたので鉄砲を持って行っている。山での炭焼きをしていると何も考える余地がない、と述懐している。