2009年5月19日火曜日
ゼンマイ採り
大岐 ゼンマイ
■2009年5月19日(火)晴れ。
父・清一(76歳)は、今朝早くから大岐集落の近くの山(滝谷川左岸のW沢)でゼンマイを採ってきた。
「近頃採ってねえがら、一カ所にこんなに出ていた。ハカセ(博士山のこと、滝谷川右岸)は6月になってがんだ」
母・ミヨ子(75歳)は、ワラでできた古いゴザを広げ、ゼンマイの綿を取る。太いゼンマイと細いゼンマイの2種に分ける。ゆでる時間が違う、揉む、干す時間が異なるからだ。細いゼンマイはマタタビで作ったカゴに入れている。綿は左手の肥料袋で手作りした「腰カゴ」に入れる。
鉄製の鍋に裏山からの沢水を入れ、石油ストーブで沸騰させゼンマイを入れゆでる。そして屋外、、、通常は庭(いえんめ、家前)に厚めのゴザを敷いてならべ天日で干す。そしてワラゴザの目を利用して手で揉み水分を飛ばす。その繰り返しが「ぜんめもみ」(ゼンマイもみ)。
かんじき用の竹を採ってきた所にはタケノコが出ていたが、それは熊(ツキノワグマ)が食べた跡があった、という。天然の葉わさびを採ってきた。
2009年5月19日 (火) 05時28分 会津学 | 固定リンク
2009年5月18日 (月)
雪があるうちにやってほしい
■今日の会議で出た意見は、
「雪があるうちに、会議をやってほしい」
という意見が複数あった。
その意味は、
「雪が融けると農作業は一斉にはじまり、忙しいから、
雪がまだ残っているうち、つまり4月末までに
会議(総会とか、、)はやってほしい」という意味。
雪が、基準になっている。
■秋は雪が降る前に、、、、という時と、
雪が降ってから、、、、という場合がある。
■雪を送りました→→→ FFCネットワーク
■柳沢峠のブナ
2009年5月6日水曜日
輪かんじき
さんねんだけ(三年竹)
■2009年4月21日(火)大岐は、朝から強風雨の日、昼頃は晴天・曇りに。
父・清一(せいいち、76歳)が、昼に語っていた。
「いしわりくぼ(石割窪)に行ってみる」
私は山野を歩いて、夕方4時から雨になったので家に戻った。
「石割窪の上で20本、サンネンダケ(三年竹)を取ってきた。数日後にカンジキの輪を作る。いまがセツ(節)だ。」
「石割窪は高畠とワンナ沢の間。竹(地竹、根曲がり竹)は二年目のものだとシナクレル(萎れる)。フシ(節)の皮が付いていない三年タケ。四年タケだと堅くて曲がらないけれども、うまく作れば丈夫だ。四年タケだと黄ばんでくる」
■本来は、10月下旬、この地域が落葉した頃に竹を採取した。それを冬に火を使ってあぶり曲げた。輪カンジキ作り
母の笹巻き(ササマキ)
■2009年5月3日(日)薄曇り。
今日、大岐集落内の桜、山桜とも満開になった。平年通り。ブナも葉を緑色にひろげはじめました。今日から博士峠の水芭蕉の杜の直売所が開店しているようです。明日も。若い人が亡くなり祭りは中止になりましたが直売はやるそうです。
1昨日から村内で親子クマの目撃例が何カ所かであり、松山、野尻等の地区には檻が設置された、という村内の防災無線広報が音声で谷間に流されている。
■五月の節句にはササマキ(笹巻き)を作り、食べる。集落周囲の山野に自生するチシマザサの葉を前年夏に採り乾燥したものを水で戻し、同じように採っておいたイワスゲを縛る紐とする。あるいは湯で煮て戻す。
餅米を洗い、水を切る。
笹の葉には表裏があるので、それを確かめ一枚で筒を作り餅米を入れ、もう一枚の笹でふたとなるように折りたたみ、紐を掛ける。一端は長くしておき五個で端を結ぶ。
このまま、水に浸けてからゆで上げると早くゆであがる。一時間ほどゆでる。
母・ミヨ子(七十五歳)。一升の餅米で笹巻き四十個が出来るが、笹の大きさによる。動画は数日後に編集し掲載します。母の笹巻き(ササマキ)
2009年5月1日金曜日
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