2007年4月29日日曜日

中世の館跡(たてあと)


■昭和村は古来、野尻郷といい、中世(鎌倉時代・室町時代)には野尻集落付近に拠点を置く「野尻山ノ内氏」が支配していました。本拠は金山町横田で、山ノ内本家です。その野尻地域には山城や館の跡が明確に残っているほか、ほぼ各集落に同じ時代の城館跡が尾根や集落内に残っています。

■野尻に住む小林弥吉さん(昭和23年生)は、その中世館跡の調査に立ち会って、報告書を所持しており、それを見せていただく機会がありました。

航空撮影(大岐)1976?年


■インターネットの政府の外郭団体のウェブサイトより、引用。2.81MBと、とても重い大きなファイルです。この航空写真をマウスポインタで、クリックすると拡大して大きな図になります。
30年前の大岐がそこに写っています。↑上が北。画面の中央は滝谷川。左岸(西)が大岐、右岸の扇状地が奈良布で、右手が博士山麓。左はクイナ、北西が柳沢峠です。画面下部(南)は旧道の辻原、五本松(喰丸峠入口)まで写っていますが、小野川集落まで写っていませんが、河谷平野が蛇行してあります。秋に撮影されたもので拡大してみると水田に稲ワラが置かれたところがあり、バインダー(刈り取り機械)の時代で、コンバインがまだ普及していない時代です。境の沢流域には土盛りしたような跡が見られ、いまかすみ草畑になっているところが以前は茅場で開拓して葉タバコ栽培用に開墾しているところです。1983年からかすみ草が導入され、1984年に花の出荷組織が作られます。それよりも約10年前です。


博士山(会津盆地から見る)

■2007年4月23日。会津美里町(本郷大橋)より南西方向に博士山が見える。手前は白鳳山。

大岐


■現在の状況

2007.4.23

5月4日は水芭蕉まつり




■第4回の博士山水芭蕉まつり、が2007年5月4日に開催されます。9~16時。昭和村小野川の博士峠(国道401号) 水芭蕉としらかばの杜。
 


4月12日、天狗様まつり







■2007年4月12日、大岐の北東の尾根にある天狗様の木の鳥居。2006年に大岐の菅家清一(73歳)が造ったものだ。4月12日は天狗様祭りで奉納旗を掲揚する。おおえだ沢とは博士山の支尾根のサケンサア森にある岩壁を持つ大枝沢。それが御神体である。