2012年5月22日火曜日

2012年5月22日、からむし根を植える(二年次)


■2012年(平成24年)5月22日(火)晴れ
 午前5時、外気温5℃。高畠に行き、からむし根を植え付ける。午後7時まで。
 昨年(2011年)にモトコ姉のカラムシ畑より根を移植した続きに植える。
 朝、大岐集落でアカショウビンが一声、鳴いた。作業を終えて帰宅すると御愛宕様の隠れ里付近で、盛んに鳴きだした。2個体の鳴き声。鳴き交わし。昼前から雨になる、という予報。
■過日、5月19日に小野川のフテ子姉(婆様)の畑の土手に逃げていたカラムシ根を「たつ(系統)がよい」と、譲り受け、掘り出した。それを15~20cm長さに切り揃え束ねて、自宅北の畑の土の中に「やとって」おいた。それを掘り出す。株である太い「親根(たっこね、と大芦の故・五十嵐初喜さんは言った)」と、細いランナー。
 本来は「ほっかけ植え」(掘り掛け植え)だが、今日は、苗の調整のため、昨夕に焼いた畑の下隣畑を7畝にさくり、植え、その後、覆土した。約900株。
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茎の上下を間違えず植える。そのためには根を切り揃えるときに主根からの方向で、うら(上)と、もと(下)を揃えて束ねておくことになる。次の作業のことを、前の作業は考えて行う。
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ななめ45度に植え、つぎの畝(さく)は反対に植えるのが要諦。根は傾斜で植えると発根、発芽ともに強くなる、根圏の確保と広がりを考慮した伝統的な当地域(近世野尻組)の植え方である。
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手前の敷きわら(稲わら)、敷き茅(コガヤ=カリヤス)は昨夕に、からむし焼きをしたところ。2011年植え付け。3年目から、よいものが収穫できる。根が混みいり「うせくち」がたつと、また植え替える。通常は7~8年後。
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かんじきを履いて、畑作り。しけって(湿)いたため。
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