2009年4月28日火曜日

4月27日午前は雪





■2009年4月27日(月)

 会津・昭和村の大岐地区(標高730m)では、午前7時15分から、雪が降っています。

 昨夜までの強風は止みました。昭和村では矢ノ原を中心に6棟程度が強風の被害を受け、ビニル破損しました。終日、気温3度。

 1000m以上から博士山山頂までは雪化粧に。

 前日も博士峠、舟鼻峠は雪、あられ。隣町の下郷町の戸赤のヤマザクラは3分咲き。

 大岐地区の咲き始めた山桜も寒さで、足踏みです。

2009年4月21日火曜日

大岐の雪、消える


■2009年4月20日、大岐の田畑の雪は消えました。

ブナの花咲く


■2009年4月21日。大岐の裏山のクイナ、柳沢、、、博士峠など、ブナ林帯を作る樹種・ブナの花が咲いた。

三年竹


■2009年4月21日(火)大岐は、朝から強風雨の日、昼頃は晴天・曇りに。

 父・清一(せいいち、76歳)が、昼に語っていた。

 「いしわりくぼ(石割窪)に行ってみる」

 私は山野を歩いて、夕方4時から雨になったので家に戻った。

 「石割窪の上で20本、サンネンダケ(三年竹)を取ってきた。数日後にカンジキの輪を作る。いまがセツ(節)だ。」

 「石割窪は高畠とワンナ沢の間。竹(地竹、根曲がり竹)は二年目のものだとシナクレル(萎れる)。フシ(節)の皮が付いていない三年タケ。四年タケだと堅くて曲がらないけれども、うまく作れば丈夫だ。四年タケだと黄ばんでくる」

2009年4月12日日曜日

4月12日、天狗様祭





4月12日、天狗様祭
■2009年4月12日(日)曇り。

 本日は、大岐集落の「てんぐさま・まつり」の日。→→ 動画・てんぐさま

 博士山東麓の大枝沢天狗神社の祭礼日で、ご神体は山体にある岸壁のいわくら(岩磐)。

 遙拝する鳥居は集落と天狗様を結ぶ尾根の突端にある。そこに集落後背の尾根の突端にある鎮守・山の神(大山祇神社)の社に保管してある「はた(旗)」を朝に奉納した。

 午前10時より、集会所・大岐センターで集まる。

 平年よりも少ない雪で、田んぼの土手が出たので、あと1週間で水田等の雪は無くなる。いま30cm。

■4月10日夜、小野川センターにて、5月4日のミズバショウまつりの実行委員会開催。

2009年4月7日火曜日

春の雪山へ






■2009年4月5日(日)曇り、気温3度。

■4月1日から2日にかけて福島県大沼郡昭和村大字小野川字大岐、おおまた集落では40cmの新雪が降った。当然のことながら、ビニル被覆したハウスの屋根の雪下ろしが深夜行われた。融雪は低温でなかなか進まず、積雪深は60cmほど、現在もある。

 「わかゆき(若雪、新しい雪)降ったから、今日はぬかる」といい、4月5日の午後に、輪カンジキを用意して雪山に出かけた。父の手製の輪カンジキは大きなものを私が履き、小さなほうは父が長靴を履いた足に装着した。

 標高816mの峠から933mの尾根伝いにブナやミズナラの生える雪山を歩いた。マンサクの黄色い細い花が咲いていた。冬の日本海からの西風により尾根の西側は雪が少なく、林床の土が出ている。一方でその飛ばされる雪は東側に雪庇(せっぴ)をつくる。この雪庇は「ふっかけ」と呼ぶ。

 戦前に人為的に掘られたムジナ穴(タヌキの巣穴)をひとつ教えられた。

 尾根のキタゴヨウ(松)のひとつに、熊の「クマハギ」の跡があり、松の樹液があふれ出ていた。

 オンノレという樹木も10本ほど、教わった。斧が折れるほど堅い木で、雪の上を木材を載せて引く「そり」の材料でもある。

 私の服装は、下着の上に登山用の上下の化学繊維の長袖・ズボン下。その上にズボンと、シャツ。綿入りの上着。ゴアテックスのカッパのズボンをはいた。靴下・長靴・スパッツ・カンジキ。そして毛糸の帽子で耳を隠す。風は冷たい。手も軍手。

4月はじめの大雪



■2009年4月1日~2日かけて40cmの新雪が積もった。そして3月は寒い日が続いた。雪融けは泊まっている。

 4月5日は、大岐の久雄さんがかすみ草を定植した。3ハウスにビニル被覆しており、その1棟。清さんは2ハウス、我が家は2ハウス、ビニルをかけている。

 昨年、家の前の川に設置された水深計は盛んな雪融けは60~70cmで濁った水、通常は10cmほどの清浄な水が流れている。

 父が建て替えをしている車庫にはトタンの金属が葺かれた。これは台所を修繕するという久雄さん宅の台所のトタンが不要となったので、もらってきたもの。

2009年3月31日火曜日

3月30日の博士峠



■2008年12月からの冬は昼間のみ除雪し博士峠を通行可能にしていたが、狭い道と路面凍結で危険であり、通行する人は少なかった。平年の半分の積雪量のため、3月24日頃から平常の通行可能となった(ただし夜間は通行止め)。峠の頂上にカメラが設置された。

 3月下旬から大岐集落のかすみ草ハウスの除雪がはじまり、3月30日には6棟のビニルハウスが被覆された。

■3月30日午前9時30分から大岐センターで地区総会が開催された。

2009年3月19日木曜日

雪融け進む






■2009年3月19日(木)晴れ、19度。融雪進む、増水する川。17日、18日、19日と晴天で気温が高く雪が急速にとけはじめています。「シモユワの雪がこけました(雪崩)」のであと雪は降りません。
 フキノトウ、アサヅキの初物をいただきました。

2009年3月17日火曜日

3月16日(月)雪





■2009年3月16日(月)雪。

 3月15日から、促成カスミソウのハウス除雪を開始した人があり、また臨町等での借地ハウスでのビニル被覆作業などがはじまってきています。柳津町まで雪は消えてきています。大岐は積雪深1mあります。

 父・清一はトラクター小屋を建て始めました。

2009年2月9日月曜日

打ち豆(うちまめ)



■大豆(ダイズ)の うちまめ(打ち豆)、ダイコン、ニンジン、凍み豆腐。2月8日の料理。大岐・菅家ミヨ子作(75歳)。

2009年2月8日日曜日

■2月8日(日) 強風・小雪(5cm)








■2009年2月8日(日)大岐は零下4度。強風、新雪は5cm。積雪は1mほどと少ない。

2009年2月1日日曜日

2009年1月31日から雪に


■2009年1月31日から雪になりました。総じて1月は雨があり、雪が少ない結果でした。会津盆地には雪がほとんどなくなりました。昭和村大岐は1m。昭和村大岐から柳津までの県道を紹介しています。→→→ユーチューブ・ビデオ動画

2008年12月26日金曜日

吹雪になる、12月25日の夜から

■2008年12月26日(金)吹雪。積雪は25cmほど。終日吹雪の大岐。

■正月まで吹雪、という予想。写真は12月24日の降雪前。


2008年12月10日水曜日

タマネギ


■タマネギを切り、30分空気にさらし、酢+砂糖に漬ける。付け汁からあげ皿に盛る。

2008年12月6日土曜日

12月6日(土)の午後より雪に





■2008年12月6日(土)から雪になっています。写真は12月8日の朝。零下8度。福島県昭和村大岐。

2008年11月28日金曜日

カンタケ


■2008年11月27日、雪。

 父・清一が雪の中からカンタケというキノコを採ってきた。写真の撮影も父。

2008年10月27日月曜日

マイタケ


■2008年10月27日(月)、福島県内の吾妻山に初冠雪。9月下旬に飯豊山にも初冠雪があり、これまでは暖かい10月でした。今日の昭和村は8度、雨。

■10月26日午後、父が天然発生のマイタケを裏山から採ってきた。

2008年9月2日火曜日

2008年9月1日 電話取材

■先ほど、新潟県魚沼市銀山平の赤崩山・北ノ又川左岸の水源涵養保安林・ブナ広葉樹林の違法伐採について、自然保護の立場での意見として、新潟総合テレビNSTの報道部から電話取材を受けました。猛禽類の狩り場創出を名目として10m×30mの伐採地(ギャップ)を10カ所計画、2m×860m(実際には3.2m×610mまで尾根筋伐採)の作業道を1本、作ったもので水源涵養保安林の要件を逸脱し直径10cm以上の広葉樹(ブナ、ナラなど)147本の樹木を違法伐採、したものです。58名の地権者の全員の同意を得ていません。針葉樹のスギ人工林で狩り場創出ということが猛禽類を名目に行われてはいますが、それとは異なるもので、今回は、異例の事態で、水源涵養保安林の広葉樹林で悪用された事例です。新潟県では、大きな話題になっています(8月28日の毎日新聞新潟版、新潟日報、NSTテレビ既報)。

 一般的に現地を訪ねてわかるのは、ブナ林と、雪崩地帯・ガレ場、崩壊地など草地・岩場が広範囲に存在し、そこが狩り場になっているため、あらためて狩り場を創出するような意味を持たない地域である、ということ。また、高標高地・多雪地帯のブナ林に立木数本以上の穴を開けると、林床が乾燥し、ギャップそのものの林縁部が立ち枯れを起こしていく懸念がある。現地は岩石山に微量の土壌が乗ったきわめて不安定な土壌の上にあるブナ林で、かつ多雪地帯、なだれによる表土剥離が日常的に発生しやすい場所です。事前の環境調査を行わず、森林を破壊してからその経過を調査する、というきわめてずさんな計画となっていた。事業主体は新潟県魚沼市。許認可者は新潟県知事。現在、県知事が事業主の魚沼市長に対し伐採中止命令を出して、調査を行っている。魚沼市はこの事業に際して検討会を設置しているが、森林法および保安林制度、自然公園法、猛禽類の生態等に関する専門的知見を持たないまま、平成18年、19年、20年と事業を行ってきた。北ノ又地区、中の又地区の伐採事業等で2044万円の公費が支出されている。地権者全員の同意書を確認しないまま違法行為による申請を認可した県知事の瑕疵も問われる事態。法による行政が行われず、また伐採の原資は税金(公金)であり、財政支出上も違法行為の疑いがあり、新たな支出で今後の回復措置を自治体が公費で行うこと自体違法性の疑いがある。

 →→→日本自然保護協会

 →→→人工林での狩り場創出事例pdf3枚   →→→事例2 PDF5枚
 奥只見地域は、過去に日本政府の特殊法人・電源開発が自然公園法に違反して無許可で国定公園内にトンネルを掘削したり、コンクリを河川に不法投棄したりした違法行為が繰り返し行われてきたことで知られている。→→→イヌワシ保護1000日の記録(はる書房1998年)

 地方自治体が水源涵養保安林で地権者全員の同意を得ないで開発をする悪しき事例は会津高田町(現・美里町)の松坂ダム建設にともなう保安林解除や広域林道大滝線の開発に先立つ保安林解除でも、福島県知事が地権者同意を確認せずに保護林解除が行われた事実があります。珍しいことではなく、登記変更や分割登記などで地権者が増え、その同意を得られないときには、同意を得ないで、地権者代表だけの同意を、地権者全員の同意と読み替えて許可をする首長や県知事が出てきます。明確な悪意を持った違法行為です。→→→ブナの森とイヌワシの空(1995年)   →→→ブナの森とこの国の未来(歴史春秋社、2007年)


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■2008年8月28日 毎日新聞・新潟版より

 

魚沼市:国定公園で伐採 保安林、地権者が反発 /新潟
 イヌワシやクマタカが生息する魚沼市銀山平の越後三山只見国定公園内で、市が保安林を伐採したことに対し、地権者の一部から反発の声が上がっている。地権者全員の了承を得ていなかったためで、市は伐採法について非を認めたうえで改めて、その手法について検討する。

 伐採に反発しているのは、銀山平で土産物店を経営する中根真太郎さん(64)。「地権者に無断で伐採したのは問題だ」として27日、市の担当者に説明を求めた。

 伐採が行われた赤崩山(標高1162メートル)一帯では、ナラやミズナラが大きく成長し過ぎて猛きん類が餌を取りにくくなり、06年度から「里山エリア再生交付金事業」がスタート。下草を刈ったり、間伐して餌場を作っている。今月中旬、山の中腹に幅2~3・5メートルの作業用道路(約600メートル)を造ったことから山肌が露出し、問題になった。

 市は中根さんに対し「58人の地権者で作る組合の役員会の了承を取り付けたうえ、県の許可を得て実施した」と説明。中根さんは「私は何も聞いていない。これからは全地権者に事業内容を情報公開すべきだ」と要請した。

 今後について市は「専門家でつくる『森林整備検討会』の意見を聞きながら事業を進めたい」としている。【神田順二】

毎日新聞 2008年8月28日 地方版

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■新潟日報より

只見国定公園で誤って森林伐採

 魚沼市銀山平の越後三山只見国定公園内で、イヌワシなどの生息環境を確保する目的で同市が実施した森林整備事業で、予定より多くの保安林を伐採していたことが28日までに分かった。同市は「業者への説明不足だった。切りすぎた部分は回復も含めて県と相談したい」としている。

 同市農林課によると、切りすぎたのは赤崩山(1165メートル)の保安林。イヌワシやクマタカの巣が確認されているエリアで、同市は餌場の確保のため、2006年度から5年間の計画で間伐などをしている。

 今回は森林整備のため、主立った木を残して幅2メートル、長さ約600メートルの作業用道路を造る予定だった。しかし受注した業者が今月中旬、100―200メートルにわたり幅3メートル以上伐採し、残すべき主立った木も切った。

 保安林の伐採は県の許可がいるが、同市は今回の作業は許可が不要な軽微なものと判断し、届け出ていなかった。

 同課では「業者に伐採の範囲などを細かく指導していなかったのは、不十分な対応だった」と釈明。県魚沼地域振興局と協議し、伐採部分の回復方法を検討する。

新潟日報2008年8月28日