2012年6月20日水曜日

奥会津大学3年次講座、大岐を歩く


■2012年6月20日(水)小雨、曇り
 午前9~11時、大岐地区を歩きました。遠来から参加者の皆様、主催者の皆様、たいへんよい会になりました。感謝します。戸数9戸の集落の500年の来し方を歩きながら思う、、、、という貴重な一日になりました。
 午後1~4時、昭和村公民館で講座を担当しました。30名ほどの皆さんが参加されましたが、参加された人の方が見識もあり、人間としてとても優秀で、参加者に助けられた講座だったと思います。私の考えを、うまく伝えられたかどうか、、、
  地域の調べ方、、、複合生業の歩みを学ぶということで、大岐のカラムシを挽いている赤木洋子さんにもフィールドワーク、午後の部と体験した3カ年のことを語ってもらいました。
   一次産業(農業・手仕事・林業、、、)のあり方が生業を考えるという柱にあります。地域遺産、地域にわずかに残された手がかりから人々の歴史を見つめると、社会の変化と、変わらない地域の自然環境・変わる気象(気候変動)と複数の生業をすりよせるなかで地域の浮揚(それは経済活動が活発化する)する時期が周期的にある、ということがわかります。そこで考えるのは人の役割です。地名や物語をまとめるなかで、ある時代を象徴する人を軸にした地域史、が構成できるのではないか?とういのが今回の1800年代初頭、近世の文化文政(化政期)に生きた「大岐の染屋、菅家蔵之丞kuranozyo」(~1830年、文政十三年三月没、善厳寿生居士、恭室妙生大姉の墓石あり)を軸にフィールドワークを立案し座学で背景を文献資料で示しました。このようなかたちで小さな暮らしの規範のケーススタディを構成しました。
 夕方、帰宅するとかすみ草苗が届いていました。仮植。夕方採花は延期し、明日朝には採花します。フィールドワークの実施ができないと思いましたが、台風四号が通過し、奇跡的に午前中静穏ななかで集落を歩くことができました。午後は雨になりました。
 なお、私は参加できませんでしたが、19日、20日と金山普及所の長谷川浩先生、ミヨシの谷一道さんがアルタイルのダブルピンチ(2回摘芯)の地域巡回講習会を開催されています。お疲れ様でした。
■主催者の報告→奥会津大学ブログ、、、お疲れ様でした。
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