■2012年5月30日(水)曇り 霧
朝霧、午前5時から、大岐後背地のコナラ林の山塊で、アカショウビンが右肩下がりに良く鳴いた。別な谷の2カ所。集落の東方を北流する滝谷川 takiya-gawa では、カジカガエルがフュフュ、、、、鳴いている。7時、ホトトギス鳴く。
大田(上)圃場の2枚、(下)圃場の1枚に、午前に定植するかすみ草の植え穴をポットカッターで開ける。その後、馴化ハウスの定植予定苗に多木有機液肥500倍を灌水。
かすみ草は銀河という種類を植える。スペインのセレクタ社がオランダで育てた苗。航空機KLMで輸送され、5月7日(月)に関西空港で通関し8日(火)に当地にヤマト便で届いた。9日に2.5寸ポットに仮植 kasyoku 、12日から18日にかけて生育に応じて摘心(ピンチ)したもの。
また、中南米のエクアドルのエスメラルダ社育成のファンタイム・ウルトラというかすみ草は、愛知県の福花園種苗が持参された苗(5月8日着)。21日に摘芯した。
■昨夜(5月29日夜)に大岐で、6月20日の奥会津大学のために聞き取りをした。そのなかで、尾根にある大きな石が観音様である、という話が出てきた。
大岐の菅家蔵之丞 kuranozyo が文化七年(1810)に建てた「観音様(石堂宇)」は、もと西に100mほどの畑の石倉(畑から出た石を積んで塚のようにこんもりさせたところ)に在ったが、尾根の突端に移転した(戦前戦後の県道等の改修にかかると推定)。そこは赤松が3本で囲まれた場所で、大きな丸い石がある。
観音様の祭りに、ふかし(赤飯)を持ちお参りするが、そのときに、右後方にある丸い石にも、ふかしを上げ申した、という。「この石は、佐倉の観音様」と古老は言っていた、という。
現在、からむし織りの里(工芸博物館等)がある佐倉には近世、元禄十一年(1698)八月に現在の南会津村和泉田(旧・南郷村)の法印らが設定した、御領三十三所札所(南山御蔵入三十三観音)の七番札所の佐倉観音寺がある。
4月16日定植のかすみ草・メレンゲ。草丈75cm。
4月19日植え、fg462.草丈25cm