■2012年(平成24年)から130年前。
小野川本村の上坪にある三島神社。その参道入り口にある石灯籠の左側下部に15人の世話人の一人として菅家菊重が陰刻されてある。明治十五年(1882)午七月吉日。
この年、菊重の子・セツと竹次郎(竹造)の間に、菊造が2月9日に生まれる。菊造は昭和13年(1938)7月28日、56歳没。
菊重は天保五年(1834)6月7日大岐に生まれ、大田を拓き、カラムシ(青麻・青苧)やアサを生産し、冬期間は関東商い(漆器の販売)をした。明治42(1909)11月20日に75歳で死去。この石灯籠が建立されたころは48歳。