■2012年(平成24年)から130年前。
小野川本村の上坪にある三島神社。その参道入り口にある石灯籠の左側下部に15人の世話人の一人として菅家菊重が陰刻されてある。明治十五年(1882)午七月吉日。
この年、菊重の子・セツと竹次郎(竹造)の間に、菊造が2月9日に生まれる。菊造は昭和13年(1938)7月28日、56歳没。
菊重は天保五年(1834)6月7日大岐に生まれ、大田を拓き、カラムシ(青麻・青苧)やアサを生産し、冬期間は関東商い(漆器の販売)をした。明治42(1909)11月20日に75歳で死去。この石灯籠が建立されたころは48歳。
2012年4月26日木曜日
2012年4月22日日曜日
2012年4月14日土曜日
2012年4月7日土曜日
2011年夏・大岐高畠産からむしが布となる
■2012年4月6日(金)
2010年夏、2011年の夏に大岐・高畠のモト子姉(現・小野川住)のカラムシ畑karamushi-patakeから収穫された繊維(苧wo)が、2011年の1月からの冬に糸に績まれ、紡がれ、いざり機izari-hataにかけられ織られた。
2010年夏、2011年の夏に大岐・高畠のモト子姉(現・小野川住)のカラムシ畑karamushi-patakeから収穫された繊維(苧wo)が、2011年の1月からの冬に糸に績まれ、紡がれ、いざり機izari-hataにかけられ織られた。
上:高畠、後背山地はクイナ(喰名)山
2012年4月6日金曜日
4月3日・4日 強風・吹雪
■数十年に1回の強風・吹雪。メイ・ストーム(5月の嵐)、爆弾低気圧?とニュースでは語る。
■4月12日は大岐の大枝沢天狗神社の大祭日。今年は石祠が奉納される(6月24日は御愛宕様にも古い石祠が破損していたので、新しく奉納する予定)。
※5月4日は博士峠水芭蕉の杜(小野川)で恒例の水芭蕉祭りがある。先日依頼があり6ページの資料を作成しました。→→→ PDF 6枚(612MB)
■4月12日は大岐の大枝沢天狗神社の大祭日。今年は石祠が奉納される(6月24日は御愛宕様にも古い石祠が破損していたので、新しく奉納する予定)。
※5月4日は博士峠水芭蕉の杜(小野川)で恒例の水芭蕉祭りがある。先日依頼があり6ページの資料を作成しました。→→→ PDF 6枚(612MB)
『奥会津 神々との物語』(奥会津書房、2000年)36-41ページに「見えないものを見る意志」として書いた。
2012年4月3日火曜日
大正2年(1913)8月26日の大水の記憶「石段3段目」
■大正2年(1913)8月26日、奥会津は大雨・大水。当時の大芦村の大岐(現・昭和村小野川字大岐)では、村の西後背地にある鎮守に登る「きだはし(石段)」の3段目まで水がのった。村の東、川向の観音様のある土手近くまで「水が乗った」と言う。観音様は土手の石山にあり、松などもあったが、その後、現在の尾根突端の場所に移転している。
我が家も床上浸水(3m)し、「押し切り」が流され、2軒川下の家近くに引っかかっていて、それは「おらい(我が家)の押し切りだから」と回収、持ち帰った。
この大正2年の洪水は、大芦で民家3棟流出、下中津川も50~60軒浸水、松山の橋が流された。水田は表土が流され河原化した。松山では橋林(帳面木)という橋の架け替えのための共有林があった(『昭和村の歴史』143ページ、1973年)。
99年前の出来事である。
国有林のブナ・ナラの伐採で昭和44年(1969)8月11日も有史来の大洪水が昭和村を襲っている。昭和42年には昭和森林開発チップ工場が出来ている。
この石段の3段目まで水位は上がった
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