2010年8月28日土曜日

からむしを尊敬する赤木洋子さん


■広島県から来村3年目となる織姫・赤木洋子さん。2010年5月から大岐のかすみ草農家で働いている。高畠の「かみってんでい」(上手台)と呼ぶところに、荒れたからむし畑があることを知る。3年前まで大岐のモト子姉(婆)が80歳くらいまで栽培し挽きをしていたが、いまは小野川の娘さんのところにいて、からむし作業はしていない。
 本人と家族の承諾を得て、伸びたカラムシを7月中旬から1ヶ月間、朝5時から8時、夕方5時から7時の、自分の時間を利用して、カラムシ採り、剥ぎ、挽きを一人で行った。10本単位での仕事であった。

■赤木さんはA4版1ページの手作り新聞『風のうわさ』を5月から発刊しており、その8月下旬に出た4号には、どのようにカラムシ(苧麻)と向き合ったのか、1ヶ月間の心の動きを書いている。ワープロ(パソコン)でキーボードから入力して原稿を書き直し、その印刷原稿を手書きで再度筆耕している。
 同誌はバックナンバーが奥会津昭和村大芦にある「大芦家」(ファーマーズカフェ、10月下旬ころ開店予定)で読める。