2009年10月9日金曜日
川田順造さん
■2009年10月9日(金)曇り
台風18号が、10月8日(木曜日)の正午頃、台風の目が、昭和村大岐の直上を通過した。午前5時頃からの強風で大岐地区のかすみ草ハウスは水田転作のセキバ、高畠等でビニルが破損する被害があった。2年ぶりの上陸。
■2005年8月4日(木曜日)午前、文化人類学者の川田順造さんが昭和村大岐に来られた。高畠のカラムシ畑(モト子姉)を案内し、岩下木地の庚申塔、下平木地跡等を案内した。神奈川大学の日本常民文化研究所の福島県奥会津地方(田島、昭和など)のカラムシ織り等の伝承技術調査のなかでの来岐であった。
川田さんは民族文化映像研究所の姫田忠義さんらから昭和村(大芦のカラムシと大岐のアサ)のことを聞いておられた。そのためもと「じねんと塾」の佐藤孝雄君に連絡があり、彼が川田さんを送迎された。1997年~8年にかけて『岩波講座 開発と文化 全7巻』(岩波書店)が発刊され、その編集委員の一人でもある川田さん。この本の7巻目の帯には「持続可能な地球社会を創造する」と書かれている。
モト子姉は昨年でカラムシ栽培を止めた。今年は畑は荒れている。
■川田順造さんは中央公論新社より2008年3月に『もうひとつの日本への旅 モノとワザの原点を探る』に、144ページから「伝統工芸」はいま、、、、として、「からむしの里を訪ねる」としてこのときのからむしの取材記を残している。